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Regenerative Experience
これからは自分も自然も豊かにする旅へ
人と自然が調和する美しい棚田の景観を楽しむ。
熊本県山都町は九州の中心部に位置し、山に囲まれた美しい地域です。
国宝である通潤橋は、今なお棚田に水を供給する重要な橋として、100年以上に渡り地元の人々に
大切にされてきました。
私たちには、未来の100年に渡って残したい風景と文化が存在します。四季ごとに姿を変える美しい棚田や里山、
伝統文化と地域の人々の生活。これらすべてが美しさを持ち、受け継がれるべき価値があると考えています。
ここでの時間は、あなたの価値観に新たな影響を与えるかもしれません。
人々と大地を潤す通潤橋
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1854年に 、水不足に苦しむ白糸台地に水を供給するために、矢部の惣庄屋・布田保之助によって建設されたこの石造アーチ水路橋は、近世最大級のものであり、石造アーチ橋の中で唯一“放水”が可能な橋です。水路の全長は約119.0m、橋の長さは約78.0m、幅は6.6m、高さは約21.3m、アーチの半径は約28.1mです。およそ6km離れた笹原川の上流から水を引き、水路の総延長は約30km、灌漑面積は約100haに達します。1日で15,000立方メートルの水を供給し、田んぼを潤す力を持っており、現在でも白糸台地の棚田を潤しています。1960年に国の重要文化財に指定され、2023年には国宝に認定されました。
台地に広がる
美しい棚田の風景を楽しむ
棚田は日本文化の重要なシンボルです。稲作の場だけでなく、治水や水質浄化、さらには多様な生物が生息する生態系として、地域において不可欠な役割を果たしています。
熊本県山都町は、棚田のスポットとして知られ、
美しい棚田が広がり、多くの訪問者を魅了しています。
通潤橋の恩恵を受ける台地の棚田は、先人たちの努力の象徴とも言えるでしょう。
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畑地元のガイドと一緒に歩かなければ
出会えないものがあります
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里山は、自然、動植物、そして人々の暮らしが交錯する場所です。地域に住むことによって得られる自然との共生について、地元のガイドがご案内します。
ツアー中には、イノシシやシカの足跡等や多様な植物を観察できるチャンスがあります。
また、特有の生態系やその生態系にかかわる人々の活動にも注目してください。
時には、地元の農作業を行っている人々とお話しする機会もあるかもしれません。
多くの人々を魅了する棚田や里山の風景は、人々の手によって作り出され、守られてきました。
しかし、その維持には膨大な継続的な努力が必要であり、里山の集落では高齢化が進んでいるため、持続可能性が厳しい状況に直面しています。
棚田に水が張られ「水鏡」ができる季節、青々とした季節、黄金に輝く稲穂の季節など、四季折々の風景は多くの訪問者を引き寄せますが、実際には集落や棚田を耕す人々には複雑な感情があります。
このツアーを通じて、皆さんが直面する様々な課題を少しでも感じ取っていただき、それに思いを寄せていただければ幸いです。
※本ツアーの参加費には、訪れる棚田を含む里山の景観を保護するための寄付が含まれています。
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棚田トレッキング
楽しみ方が選べる3つのプラン